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2022/09/01 08:47

革製品をあなたらしくアレンジ。ワンポイント刻印サービス


お財布やカードケースなど、ご注文をいただいてからお作りする革製品には、表面にお好みの模様をお入れいたします。刻印はヴァイキング模様とルーンガルドゥルの全20種類。刻印をご希望の際は、各製品の種類の項目から模様をお選びください。このページでは、模様の意味と由来についてご紹介します。


ヴァイキング模様

ヴァイキングたちは、古くから伝統のあった動物模様に彼らが出会った国々の様式を取り入れ、北欧ならではの装飾美術を築きました。
獣たちが掴み、噛み、絡み合うその美術は、ヴァイキング時代の約300年の間に発展していきます。
ヴァイキングの美術様式は6つに分けられ、年代の古い順にオーセベル、ボッレ、イェリング、マメン、リンゲリーケ、ウルネス様式と呼ばれます。また、鉄器時代とヴァイキング時代に建てられたスウェーデンのゴットランド島の絵画石碑には、神話や伝説の場面も描かれました。
これらは、そんなヴァイキングたちから好まれた模様です。

1「ヘッゲンの獣」
ノルウェーのヘッゲンから出土した、金メッキされた風見鶏に刻まれた模様。
リンゲリーケ様式。

2「イェリングの獣」
デンマークのイェリングから出土した、ゴルム老王の物と思われる銀のカップに刻まれた模様。
イェリング様式

3「ウルネスの獣」
ノルウェーのウルネスにある、木造のスターブ教会の壁面に刻まれた模様。
ウルネス様式。

4「ウップランドの獣」
スウェーデンのウップランドにある、ルーン石碑に刻まれた模様。
ウルネス様式。

5「ロンドンの獣」
イングランドのロンドンにある、セントポール大聖堂の墓石に刻まれた模様。
リンゲリーケ様式。

6「グレスリの鳥」
ノルウェーのグレスリから出土した、銀メッキされたブローチの模様。
初期のウルネス様式。リンゲリーケ様式のモチーフを引き継いでいる。

7「トゥルストルプの狼」
スウェーデンのトゥルストルプにある、ルーン石碑に刻まれた模様。
北欧神話の最後の戦いラグナロクにおける巨狼フェンリルと考えられている。
フェンリルは上顎が天をかすめ下顎が地を掃くほど口を開けて迫り、オーディンを飲み込む。
リンゲリーケ様式。

8「ワタリガラス」
ノルウェー系統のヨーク王、オーラヴ・グズフリズソンの貨幣の模様。
カラスのシンボルは、北欧神話の主神オーディンの2羽のカラス、フギンとムニンを思わせる。
フギン(思考)とムニン(記憶)は、早朝に放たれると世界中を回って情報を集め、朝食時にはオーディンにそれを伝える。

9「スレイプニル」
スウェーデンのゴットランド島にある、絵画石碑に刻まれた模様。
騎乗している人物は主神オーディンか、オーディンの館ヴァルハラに到着した人間の英雄と考えられている。
オーディンは戦死者の父と呼ばれ、勝利を願うヴァイキングの王や戦士から支持された。

10「ヴァイキング船」
スウェーデンのゴットランド島にある、絵画石碑に刻まれた模様。
盾を船縁に並べて雄々しく剣を振り上げるヴァイキングの一団が描かれている。

11「トールハンマー(ミョルニル)」
スウェーデンから出土した、金メッキされた銀のトールハンマーの模様。
北欧神話のトール神は、短気だが情に厚く、武器のハンマーでさまざまな脅威から人間を守る最強の神。
豊作、健康、安産、旅の無事を願い、多くのヴァイキングがトールハンマーを模したお守りを身につけた。

12「ベルセルカー、ウルフヘズナル」
スウェーデンのエーランド島で出土した、ヴァイキングよりも古い6世紀の兜飾り用の青銅型に刻まれた模様。
ヴァイキングの物語サガには、激しく怒り、凄まじい力で戦う戦士たちのことが記されている。
彼らは、ベルセルカー(熊の毛皮を着た者)やウルフヘズナル(狼の毛皮を着た者)と呼ばれた。


ルーンガルドゥル

ルーン文字は、ヴァイキング時代よりも前からあった古い文字。ヴァイキングたちも伝達や記念碑に刻んだり、日常的に使っていました。
一方でルーン文字には神秘的な意味合いもあり、まじないに用いられる時にはルーンガルドゥルと呼ばれます。ルーン文字は結合され、意味を込められたシンボルに。北欧神話によれば、主神オーディンはさまざまなガルドゥルの術に長けていたとされています。
これらの形はアイスランド人によって後世まで残されました。1600年頃にルーンガルドゥルを書き記した1冊の本が、今でも保存されています。アイスランドの各地には、形状や用途などの知識が脈々と受け継がれていたようです。

R1「道を見失わない」Vegvisir
嵐の中でも、悪天候の中でも、例え道が分からなくても、あなたの道を見失わない。アイスランド歌手のビョークさんがタトゥーで入れているガルドゥル。

R2「力がみなぎる」Aegishjalmur
畏怖の兜、威嚇の兜、と呼ばれるガルドゥルで色々な意味があった。自身の体に力をみなぎらせる他にも、敵を怯えさせたり、恋人を射止めるルーンとして、胸や腕や額に描かれた。

R3「保護をもたらす」
保護を運んでくれるガルドゥル。

R4「勝利する」Ginfaxi
グリーマと呼ばれる古北欧の格闘技で使用されたガルドゥルで、足の裏に描かれた。北欧神話でトール神が行う相撲もこのグリーマの一種とのこと。

R5「勇気を奮い立たせる」Herzlustafir
鍛錬棒と呼ばれるガルドゥル。左胸に描いて自身の勇気を奮い立たせる。

R6「全ての怒りを静める」
左手の人差し指で額に描いて、特定の文言と共に用いられた。

R7「成功する」Kaupaloki
ビーチの木片に刻まれた、成功を祈願するガルドゥル。

R8「望む夢を見る」Draumstafur
モミの木に刻んでその上で寝ることによって、望む夢が見られると考えられたガルドゥル。

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