ヴァイキング時代以前の2〜8世紀頃に北欧やヨーロッパで使用していた24文字ルーンをフォントにしました。Elder Futhark（エルダーフサルク）と呼ばれるルーン文字です。ルーンの音価を現代アルファベットに当てはめてあります。
ルーンや古北欧語に変換するオンラインサービスがたくさんあるので、本格的なルーンのテキストを作成したり、当時の碑文を解読するのにこのフォントを利用したり、外来語の発音をカタカナで表記するように当て字をつくったり、自分なりの使い方で当時の雰囲気を楽しんでもらえると嬉しいです。

商用利用可能です。ご購入後は、デザイン、イラスト、商品パッケージ、フォントに手を加えてロゴを作るなど、ご自由にお使いいただけます。

【誰でもヴァイキングルーン（16文字ルーンのヤンガーフサルク）との違い】
2〜8世紀頃：Elder Futhark　24文字
8〜12世紀頃：Younger Futhark　16文字　誰でもヴァイキングルーン
8〜12世紀頃はYounger Futhark（ヤンガーフサルク）と呼ばれる16文字のルーンが使われていました。それより以前の2〜8世紀頃まで使われていたのがElder Futhark（エルダーフサルク）と呼ばれる24文字ルーンです。現存する中で最古のものがエルダーフサルクです。

【使い方】
・小文字入力 … ルーン文字が表示されます
・大文字入力 … 対応するアルファベットが表示されます（綴り確認用）
アルファベットには存在してもルーンにはない音価もあります。それらは四角形にバツ印という記号で音価がないことを示してあります。字形表でご確認ください。
注意：大文字入力で出てくるアルファベットは判読用の簡易なものです。フォントとして使わないでください。

【スペースと句読点】
現代アルファベットのように単語間のスペースはなく、句読点もなかったり、点やバツ印などで区切ったりと明確な決まりはありませんでした。日本語も単語間のスペースはなく、句読点は筆者次第なので想像しやすいと思います。このフォントではピリオド、カンマ、ハイフン、コロンに当時句読点のように使われていた記号を割り当ててあります。

【ルーン独特の書き方】
「runaR」のような語尾のみに使うRや、th、ngの音に相当する字があるので、これらを取り入れて表記するとルーンらしくなるでしょう。

【当て字について】
欧文をルーン文字の当て字で表記できますが、ラテン文字アルファベットのC、Q、V、X、Yはルーン文字にはないので近い音のものを当てはめるとよいかもしれません。例えば、「cycle（サイクル）」なら「サ」と発音するCにSルーンを当て、「ク」と発音するCにKルーンを当てます。他に「box（ボックス）」の「クス」のXにはKルーンとSルーンを当てるなど。発音に近い音で表現してみましょう。

【購入後の流れ】
購入時に送信される購入完了メールにダウンロードURLが記載されます。URLにアクセスし、購入時のメールアドレスをご入力いただくことでダウンロードが可能となります。
・有効期限：購入から3日間
・ダウンロード回数：最大3回

＊携帯端末ではファイルをダウンロードすることができません。パソコンからご利用ください。

【インストール方法】
Windows
・ダウンロードしたファイルをダブルクリック。
・フォントが表示されるので、インストールを選択します。
・PCを再起動します。

Macintosh
・ダウンロードしたファイルをダブルクリック。
・フォントブックアプリが開くので、インストールを選択します。
・アプリケーション（WordやIllustratorなど）を再起動します。

＊インストール後にフォントを選択できない場合
アプリの再起動をお願いします。それでも解決しない場合はコンピュータを再起動してください。

【フォント名】
Elder Futhark-Regular.otf

【フォントの種類】
OTF

【使用上のルール】
お一人様PC2台まで運用可能。

【製作者・ダウンロード後のお問い合わせ】
菅原竜介（多摩デザイン事務所）
[email protected]

【参考文献】
「ルーン文字の世界」 ラーシュ・マーグナル・エーノクセン 著、荒川明久 訳（国際語学社）

Riksantikvarieämbetet スウェーデン国立遺産委員会ウェブサイト
https://www.raa.se/

スウェーデン国立遺産委員会とウプサラ大学ルーン検索サービス（ルーンストーンアーカイブ）
https://app.raa.se/open/runor/search

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