ショートウォレット/二つ折り・三つ折り財布 [ブラウン]/刻印サービス付
ショートウォレット/二つ折り・三つ折り財布 [ブラウン]/刻印サービス付
現在の納期は約2週間です。あらかじめご了承ください。
外装から内装まですべて本革を使い、総手縫いで仕立てた丈夫なショートウォレットです。
内装は最小限必要な機能を残したシンプルな美しさ。それを保ちながら快適に使えるように、構造的な工夫を随所に施しています。
かぶせ(フタ)にホック金具は使わず、革の厚みと特性を活かして留める構造。表面に塗装をされていない革本来の質感と美しい経年変化。革を長く使い込む楽しみと格別の愛着を味わえます。
【さりげなく個性をプラス。ワンポイント刻印サービス】
お財布を使うたびに気持ちが高まる、力強いヴァイキング模様とルーンガルドゥル。表面にお好みの模様をお入れいたします。(画像17〜20参照)
刻印をご希望の際は、種類の項目から模様をお選びください。刻印が不要の際は「刻印なし」をお選びください。
寸法: 97×100×35mm
素材: 牛革
製作: 本山知輝/日本ヴァイキング協会
仕様: 小銭入れ 1室、札入れ 1室、縦向きカード入れ 3室


ヴァイキングの様式を取り入れたデザイン
かぶせ(フタ)と差し込みベルトは、1000年前の北欧の民族ヴァイキングが腰に下げていたベルトバッグの様式を取り入れてデザインしています。
かぶせの穴を輪にかけて閉じ、ベルトを差し込んで留める。昔から続く機能美を楽しめる仕様です。


大きく開いて使いやすい小銭入れ
小ぶりながらスムーズに取り出せるように設計。背の縫い目を支点にして、手が入るくらい開きます。
小銭入れのかぶせ(フタ)は、革のベロを差し込んで留めます。かぶせをつまんで開けば、ポンッと小気味良い音をたてます。革の力を利用した心地よい使用感を楽しめます。


底の丸みでゆとりのある札入れ
札入れはゆとりがあり、出し入れに引っかかるような窮屈さを感じません。その理由は底を縫っていないこと。表革が内側に回り込んで底になっているため、コンパクトでも十分な深さと余裕が生まれます。
中央は少しカーブをつけることで、指をかけやすく、無理なく開けるようにしています。



カードは大まかに分けたい、という声にお応えする3つのポケット
カードは1枚ずつ整理するよりも大まかに分けた方が使いやすい、という方に向けて、快適に使えるようにカード入れを設計しています。
縦向きに入るカード入れが3室。それぞれ約5枚のカードが入ります。中央の縫い目が支点になるので余裕ができ、無理なくカードが収まります。
カードが何枚も入ったポケットから1枚取り出すのは難しいものですが、それを解消するのが斜めにカーブした縁周り。カードをまとめてつまむ、引き出す、扇状に開いて選ぶ、閉じてしまう。一連の流れをスムーズに行えます。

手縫い仕立てとコバ磨き
縫製はすべて手縫いで仕立てています。手縫いは時間がかかりますが、ほつれにくい丈夫さがあり、また麻糸のステッチが効いた味わいが出る仕立て方です。
革のコバ(切り口)は磨き仕上げ。コバを少し湿らせ、毛羽立った革の繊維を帆布で擦って締めて、つるつるに磨き上げて丈夫にしています。塗料でコーティングするのではない、革の特性を活かした手法ならではの美しさがあります。
革素材
本体は2mmの厚みの丈夫なタンニンなめしの牛革サドルレザーを使っています。ピットと呼ばれる槽に漬け込む伝統的な手法により、時間をかけて作られた繊維のよく締まった強い革です。
15年革業界に携わってきた経験から、長く使うほどに味の出る良い革を選んで製作しています。徐々に艶が増していく経年変化をお楽しみください。
内装に使っているナチュラルは、使い込むと日焼けと摩擦で濃い茶色に変わっていきます。育てる楽しみがある革です。
寸法: 97×100×35mm
素材: 牛革
製作: 本山知輝/日本ヴァイキング協会
仕様: 小銭入れ 1室、札入れ 1室、縦向きカード入れ 3室
さりげなく個性をプラス。ワンポイント刻印サービス

お財布を使うたびに気持ちが高まる、力強いヴァイキング模様とルーンガルドゥル。表面にお好みの模様をお入れいたします。
刻印をご希望の際は、種類の項目から模様をお選びください。刻印が不要の際は「刻印なし」をお選びください。




ヴァイキング模様
ヴァイキングたちは、古くから伝統のあった動物模様に彼らが出会った国々の様式を取り入れ、北欧ならではの装飾美術を築きました。
獣たちが掴み、噛み、絡み合うその美術は、ヴァイキング時代の約300年の間に発展していきます。
ヴァイキング美術様式は6つに分けられ、年代の古い順にオーセベル、ボッレ、イェリング、マメン、リンゲリーケ、ウルネス様式と呼ばれます。
また、鉄器時代とヴァイキング時代に建てられたゴットランド島の絵画石碑には、神話や伝説の場面も描かれました。
これらは、そんなヴァイキングたちから好まれた模様です。
1「ヘッゲンの獣」
ノルウェーのヘッゲンから出土した、金メッキされた風見鶏に刻まれた模様。
リンゲリーケ様式。
2「イェリングの獣」
デンマークのイェリングから出土した、ゴルム老王の物と思われる銀のカップに刻まれた模様。
イェリング様式。
3「ウルネスの獣」
ノルウェーのウルネスにある、木造のスターブ教会の壁面に刻まれた模様。
ウルネス様式。
4「ウップランドの獣」
スウェーデンのウップランドにある、ルーン石碑に刻まれた模様。
ウルネス様式。
5「ロンドンの獣」
イングランドのロンドンにある、セントポール大聖堂の墓石に刻まれた模様。
リンゲリーケ様式。
6「グレスリの鳥」
ノルウェーのグレスリから出土した、銀メッキされたブローチの模様。
初期のウルネス様式。リンゲリーケ様式のモチーフを引き継いでいる。
7「トゥルストルプの狼」
スウェーデンのトゥルストルプにある、ルーン石碑に刻まれた模様。
北欧神話の最期の戦いラグナロクにおける巨狼フェンリルと考えられている。
フェンリルは上顎が天をかすめ下顎が地を掃くほど口を開けて迫り、オーディンを飲み込む。
リンゲリーケ様式。
8「ワタリガラス」
ノルウェー系統のヨーク王、オーラヴ・グズフリズソンの貨幣の模様。
カラスのシンボルは、北欧神話の主神オーディンの2羽のカラス、フギンとムニンを思わせる。
フギン(思考)とムニン(記憶)は、早朝に放たれると世界中を回って情報を集め、朝食時にはオーディンにそれを伝える。
9「スレイプニル」
スウェーデンのゴットランド島にある、絵画石碑に刻まれた模様。
騎乗している人物は主神オーディンか、オーディンの館ヴァルハラに到着した人間の英雄と考えられている。
オーディンは戦死者の父と呼ばれ、勝利を願うヴァイキングの王や戦士から支持された。
10「ヴァイキング船」
スウェーデンのゴットランド島にある、絵画石碑に刻まれた模様。
盾を船縁に並べて雄々しく剣を振り上げるヴァイキングの一団が描かれている。
11「トールハンマー(ミョルニル)」
スウェーデンから出土した、金メッキされた銀のトールハンマーの模様。
北欧神話のトール神は、短気だが情に厚く、武器のハンマーでさまざまな脅威から人間を守る最強の神。
豊作、健康、安産、旅の無事を願い、多くのヴァイキングがトールハンマーを模したお守りを身につけた。
12「ベルセルカー、ウルフヘズナル」
スウェーデンのエーランド島で出土した、ヴァイキングよりも古い6世紀の兜飾り用の青銅型に刻まれた模様。
ヴァイキングの物語サガには、激しく怒り、凄まじい力で戦う戦士たちのことが記されている。
彼らは、ベルセルカー(熊の毛皮を着た者)やウルフヘズナル(狼の毛皮を着た者)と呼ばれた。
ルーンガルドゥル
神秘的な意味合いも持つルーン文字が魔術に用いられる時、それはルーンガルドゥルと呼ばれます。ルーン文字は結合され、呪文を込められたシンボルになりました。北欧神話のオーディン神は、さまざまなガルドゥルの術に長けていたとされています。
>関連記事「魔術に用いられたルーン文字」
https://market.japanvikings.com/blog/2022/04/12/112027
R1「道を見失わない」Vegvisir
嵐の中でも、悪天候の中でも、例え道が分からなくても、あなたの道を見失わない。
R2「力がみなぎる」Aegishjalmur
畏怖の兜、威嚇の兜、と呼ばれるガルドゥルで色々な意味があった。自身の体に力をみなぎらせる他にも、敵を怯えさせたり、恋人を射止めるルーンとして、胸や腕や額に描かれた。
R3「保護をもたらす」
保護を運んでくれるガルドゥル。
R4「勝利する」Ginfaxi
グリーマと呼ばれる古北欧の格闘技で使用されたガルドゥルで、足の裏に描かれた。北欧神話でトール神が行う相撲もこのグリーマの一種とのこと。
R5「勇気を奮い立たせる」Herzlustafir
鍛錬棒と呼ばれるガルドゥル。左胸に描いて自身の勇気を奮い立たせる。
R6「全ての怒りを静める」
左手の人差し指で額に描いて、特定の文言と共に用いられた。
R7「成功する」Kaupaloki
ビーチの木片に刻まれた、成功を祈願するガルドゥル。
R8「望む夢を見る」Draumstafur
モミの木に刻んでその上で寝ることによって、望む夢が見られると考えられたガルドゥル。